お待ち申し上げておりました! [引退馬協会関連]
2015年10月26日(月) 午後2時30分・・・
予定通り、マザートウショウ号を乗せた馬運車が牧場さんへ到着しました。
おとうさんが扉を開けます。
ああッ!あなたがマザーしゃま!!
おとうさんが、慎重に慎重に、マザーさんを連れ出します。
マザーさん、とっても賢くて、大人しくて、おとうさんの指示のままに歩きます。
ミユキさまたちの居る方向をじっと見つめながら・・・
私には「これからはわたし、ここで暮らすのね」としみじみ感じ入っているように見えました。
マザーという名がつけられた馬だけあって、聡明さにあふれています。
『こんにちは、はじめまして!』 こちらを向いてくれたマザーさんの表情!
穏やかで、かわいくて、不安の欠片もない・・・達観しているように感じました。
そして・・・私はあえて、おとうさんの表情も残しました。
大きな馬運車を運転なさって往復2時間強・・・
無事に牧場へと迎え入れることができて、安心なさったと同時に
「よく来たな!」と思っていらっしゃるのではないでしょうか。
マザーさんを見つめる優しいこのお顔・・・
馬を心底大切に思っていなければ、こんな雰囲気は出ないと、私は思うのです。
この後、放牧地へ入れる前に一旦『渡辺牧場でのお部屋』にご案内。
引退馬協会の沼田代表、加藤専務理事、奥さまと一緒に見守ります。
馬房の位置は、同じトウショウの冠を持つ春風ヒューマさんの正面で
ウチのぼっちゃんの斜め左前です。
さっと入って、くんくんとニオイを嗅いで確かめて、おしっことボロをしました。
そして・・・
ごろん!!!
マザーさん、ここの場所を自分のおうちとして認定しました!!
みんなして「よかった~~!」「これで大丈夫ね!」と大喜び!!!
「今日からここが、わたしの新しいおうちよ」
なんてちょっぴり得意気に、でも微笑んでいるように見えませんか?
マザーさん。
私も3年前ぼっちゃんと一緒に・・・文字通り一緒に馬運車に乗ってここへやって来ました。
遠い道中、ぼっちゃんは立っていられるのだろうか・・・と
それまで面倒を看てくださっていた方たちが心配している中の移動でした。
腰を悪くしていたので、環境が変わって着いた途端に容体急変もありえるのでは・・・
そうした不安も抱えていました。
でも、ヤツは馬運車をトコトコと降りて馬房にすんなり入ると
ぐるぐる回っておしっこをして、ごろんごろんとゴロを打ってぱっと起き上がりました。
寝っ転がったり起き上がったり、そういうことすら難しいのかもしれない・・・
本当に心配していただけに。寝たら起きられないのかも、くらい思っていただけに
あっさりと「ゴロ打ちましたよ。何か?」みたいな顔をされて
『な~んだ、大丈夫なんじゃ~ん』と呆気にとられつつ
渡辺牧場の馬房を自分のウチだと認識したんだなって印象を受けたのを思い出しました。
馬って、自分のおうちになる〝あたらしい場所〟を、ちゃんと、すぐに受け入れるんだね。
自分のニオイをつけて「ここがわたしの居る場所よ」って認める儀式があるんだね。
馬のお引っ越しに2回立ち会って、2頭とも同じことをしたから・・・
しかも着いてすぐにそうしたから・・・安心しきったんだなぁって感じたよ。
来るべくして来たんだねって思ったよ。
いらっしゃい、マザートウショウ。これからずっと、よろしくね。
☆☆放牧地での様子は、明日の夜に・・・☆☆
予定通り、マザートウショウ号を乗せた馬運車が牧場さんへ到着しました。
おとうさんが扉を開けます。
ああッ!あなたがマザーしゃま!!
おとうさんが、慎重に慎重に、マザーさんを連れ出します。
マザーさん、とっても賢くて、大人しくて、おとうさんの指示のままに歩きます。
ミユキさまたちの居る方向をじっと見つめながら・・・
私には「これからはわたし、ここで暮らすのね」としみじみ感じ入っているように見えました。
マザーという名がつけられた馬だけあって、聡明さにあふれています。
『こんにちは、はじめまして!』 こちらを向いてくれたマザーさんの表情!
穏やかで、かわいくて、不安の欠片もない・・・達観しているように感じました。
そして・・・私はあえて、おとうさんの表情も残しました。
大きな馬運車を運転なさって往復2時間強・・・
無事に牧場へと迎え入れることができて、安心なさったと同時に
「よく来たな!」と思っていらっしゃるのではないでしょうか。
マザーさんを見つめる優しいこのお顔・・・
馬を心底大切に思っていなければ、こんな雰囲気は出ないと、私は思うのです。
この後、放牧地へ入れる前に一旦『渡辺牧場でのお部屋』にご案内。
引退馬協会の沼田代表、加藤専務理事、奥さまと一緒に見守ります。
馬房の位置は、同じトウショウの冠を持つ春風ヒューマさんの正面で
ウチのぼっちゃんの斜め左前です。
さっと入って、くんくんとニオイを嗅いで確かめて、おしっことボロをしました。
そして・・・
ごろん!!!
マザーさん、ここの場所を自分のおうちとして認定しました!!
みんなして「よかった~~!」「これで大丈夫ね!」と大喜び!!!
「今日からここが、わたしの新しいおうちよ」
なんてちょっぴり得意気に、でも微笑んでいるように見えませんか?
マザーさん。
私も3年前ぼっちゃんと一緒に・・・文字通り一緒に馬運車に乗ってここへやって来ました。
遠い道中、ぼっちゃんは立っていられるのだろうか・・・と
それまで面倒を看てくださっていた方たちが心配している中の移動でした。
腰を悪くしていたので、環境が変わって着いた途端に容体急変もありえるのでは・・・
そうした不安も抱えていました。
でも、ヤツは馬運車をトコトコと降りて馬房にすんなり入ると
ぐるぐる回っておしっこをして、ごろんごろんとゴロを打ってぱっと起き上がりました。
寝っ転がったり起き上がったり、そういうことすら難しいのかもしれない・・・
本当に心配していただけに。寝たら起きられないのかも、くらい思っていただけに
あっさりと「ゴロ打ちましたよ。何か?」みたいな顔をされて
『な~んだ、大丈夫なんじゃ~ん』と呆気にとられつつ
渡辺牧場の馬房を自分のウチだと認識したんだなって印象を受けたのを思い出しました。
馬って、自分のおうちになる〝あたらしい場所〟を、ちゃんと、すぐに受け入れるんだね。
自分のニオイをつけて「ここがわたしの居る場所よ」って認める儀式があるんだね。
馬のお引っ越しに2回立ち会って、2頭とも同じことをしたから・・・
しかも着いてすぐにそうしたから・・・安心しきったんだなぁって感じたよ。
来るべくして来たんだねって思ったよ。
いらっしゃい、マザートウショウ。これからずっと、よろしくね。
☆☆放牧地での様子は、明日の夜に・・・☆☆
2015-10-28 23:59
コメント(4)
マザートゥショウようこそ!
儀式があるんですね。
リラックスしてないとボロもおしっこも
ゴロンだって出来ないですよね。
トゥショウ牧場と渡辺牧場同じ臭いがするんのかな?景色や佇まいとか。
聡明で優しさがお顔にでてますね。
渡辺牧場さんなら安心です。
トゥショウ牧場からバトンを預かり
渡辺牧場のトゥショウマザー
本桐牧場のトゥショウミリオン
沢山の癒しをみんなに与えて
沢山の人から愛を受け取って
幸せに暮らして下さい。
来年会いたいなぁ。
by てるみ (2015-10-29 21:01)
てるみさま
歓迎コメント、ありがとうございます!
マザーさんの賢さをひしひしと感じた数時間でした。
来年、是非ともフォスターホースたちと触れ合ってください!
そして、お互いに癒しの時間を過ごしてください!!
彼らが歩んできた道のりを思い、彼らのニオイを嗅ぐだけで
ふわ~っと優しい気持ちになれますし
てるみさんの思いやりも、みんなに伝わること間違いなしです!
by やんちゃんぷ (2015-10-29 23:11)
少しの間、一年半ほど、
マザーがまだ若い頃。毎日手入れしていました。
あの頃は、マザーは気高いところがあって
でも優しくて、マザーの子供はやんちゃで。。
ずいぶん時間が経ちましたが、こんなあたたかく迎えてくれる牧場に行くことができて、本当に良かったです。
いつの間にか、こんなに月日が経っていて
でもまだ元気でいたこと、とても嬉しかったです。
すっかり、大人(おばあちゃん?!)になったけど。。。
同じ北海道で、また新しい仲間と
優しいスタッフさんに囲まれて。。
本当に良かった。
いつか、会いに行きます。
ずっと幸せに。。。
by トモ (2015-10-30 18:47)
トモさま
素敵なコメントをありがとうございます!
若く気高いマザーの姿をご存じなのですね・・・・・・
牧場到着後、25歳とは思えない若々しさで動きまわり
元々いた馬たちへの気遣いもちゃんとしていて
「あぁ、本当に賢い馬なのだなぁ」と感動しました。
そして、ふとした表情に孤高の気高さが、確かにありました。
これから寒く厳しい冬がやって来ますが
新しい友人と一緒に、幸せに過ごしてくれることと思います。
どうかどうか、会いに行ってあげてください。
マザーさん、トモさんのお顔を見たらきっと喜びます!
by やんちゃんぷ (2015-10-30 20:27)