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3月下旬も寒かった・・・ [乗馬&ナチュラル・ホースマンシップ]

楽しかった馬三昧の北海道から、1時間ほど前に帰って参りました。
あぁ数時間後は仕事かぁ・・・ブツブツ。

にしても、やはり北海道は寒かった!雪も残っているし、小雪も舞うし・・・
でも、どうやら地元の方々にとっては「もう雪も融けて、春ですよ」とのこと。
確かに、ダウンとセーターの組み合わせの人なんて、どこにも見かけなかったな。

2泊3日の濃厚な旅では、ナチュラルホースマンシップ(乗馬)の先生ご夫妻
夕飯を食べ話しまくり、浦河までの往復運転をしてくださり、宿泊もご一緒した馬友さんズ、
宿泊先の食堂の親切なおばちゃんに、心の広い施設スタッフさん
そしてそして、渡辺牧場ご一家!
でもって今回、他に2か所連れて行っていただいたので、そちらの牧場さま・・・・・・

北海道民の皆様、ほんっとぉぉぉにお世話になりました!

到着当日は乗馬。今回は難しいことをさせていただいたようです。微妙に筋肉痛(笑)。
やっぱり馬っていいなぁ!を実感する、目からウロコのレッスンでした。

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がんばってくれたエルメスちゃん。前回も乗せてくれたね。

何度か教えていただいているからか、今回は腑に落ちる事ばかり。
自分の指示を統一させることに意識を置いて、
エルメスちゃんを惑わせないよう必死に乗りました。

馬場でレッスンした後、山へ。
『馬自身に理解させることの大切さ』も、よ~くわかりました。
不安を取り除いてあげること=馬に自分で試させ、大丈夫だと納得させること・・・

馬の賢さ、馬と人との関わりの奥深さ、もっと知りたい。
そして、ぼっちゃんとの関係に取り入れるぞ!なんてことを考えた初日でした。
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馬に乗る・・・ということ その2 [乗馬&ナチュラル・ホースマンシップ]

★ハミなし、拍車なし!★

馬に乗るたび、その時々に考えたことを残そう・・・と思うのに
すごくフクザツな気持ちもあって、もやもやと言葉にならずに
時間ばかりが経過してしまいました。

秋の石狩川沿いの外乗で感じたこと
乗馬クラブでの騎乗で考えさせられること・・・は、後日にして
今回はナチュラル・ホースマンシップの手法でルールを教えられた馬には
ハミも拍車も、ムチすら要らなかった!!という3月5日の衝撃を記します。

「チッ、チッ」という舌鼓(ぜっこ)の合図で、動くんです。
手綱にハミがつながっていなくても、方向転換してくれるのです。
拍車やムチがなくても、人間がきちんと合図を出せれば、ちゃんと動いてくれるのです。

ただ・・・ニンゲンの方が混乱してしまった!!!

まず「チッ!」が出ない!いい音が出ない!!
舌鼓が出来ずに慌てると「チッチッチ!」と余計な回数をやってしまい・・・
『ありゃりゃ、大失敗!』『あーまたやっちゃった!』の繰り返し!
私を乗せてくれたエルメス嬢は、すごく困りながらも
「はいはい、動きますよ」と、のんびり従ってくれました。ホント、ごめん。

止まれの合図も、独特です。手綱は引っ張らない。
でも、つい引っ張ってしまう・・・

日頃のクセって、すぐには抜けないんだなぁ・・・と思いました。
それに、テンポすらちゃんと取れなくて・・・エルメスに悪いことをしました。

合図に関しては、具体的に書いてしまうと営業妨害になるので(笑)、記しません。
乗馬をされない方には「なんのことやら」な記事かもしれませんね。
すみません。

とにかく、お伝えしたいことは・・・
今回、よぉ~くわかったのは『馬は教えられたことしか出来ない』ということです。
言い方を変えると『教えたことは、きちんとやってくれる』ということ。
もっと言うと『教えたこと“しか”出来ない』くらいの、緻密な調教も可能ということ・・・です。

本当に、馬は賢くて優しい動物なんだなぁって、強く思いました。
ちゃんと合図を出せる乗り手になりたいです。

なお。あまりに緻密すぎては、いろいろな人が乗れない馬になってしまうので
幅を持たせた調教をされていらっしゃいます。
こんなワタシのダメダメ合図でも動いてくれて、アリガトウ!!

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『手綱、たら~ん状態』です。ハミを噛んでいないから、張る意味がないっちゃーない。

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お散歩へゴー!何事にも動じず、せっせと歩いてくれました。
が、先生との距離は開く一方・・・(苦笑)

奥さま、写真を送ってくださってありがとうございました!

お世話になった Steven's Stableさんのホームページはこちらです ↓ ↓

http://www.stevensstable.com/Horsemenu/naturalhorsemanship.html

ブログもステキです ↓ ↓

http://stevenstable.blog123.fc2.com/

ほんわか温かい空間で、優しいご夫婦とお話していると、時間を忘れてしまいます。
馬の賢さ、素晴らしさを教えてくださって、ありがとうございました!
またお邪魔しますね~♪♪

余談ですが。
自転車をこぎながら『ちっちっちっちっ』練習していたら、デカい音が出るようになりました。
調子に乗って鳴らしまくって・・・傍から見たら、チョー怪しい人です、ははははは。
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ナチュラル・ホースマンシップとキャプテンベガ [乗馬&ナチュラル・ホースマンシップ]

☆顔を見ると・・・☆

間が開いてしまいました。


レッスン終了後からキャプテンベガに会うまでの間
スティーブン先生ご夫妻との会話を何度も思い出していました。

ご自身の夢を話してくださった時、叶わなくてもいいのだとおっしゃったこと。
夢は、描かなければ形には出来ないから、それを描くことが大切で
形になるように進んでいく、その過程が意味あることなのだと・・・
これは、私にとってものすごく力になる言葉でした。

それと
「馬と築く関係は、決まりきったひとつの形に当てはまるものではない」ということ。
例えば私だったら『Yanchamp'sホースマンシップ』になるのだと・・・
基本がしっかりしていれば、人によって、馬によって、違いがあっていいのだと・・・
これも、肩ひじ張った気持ちがほぐれる言葉でした。

いろいろお話しするうち、胸の奥にあった想いがふつふつと湧き上がってきたのですが
そのことを書き始めたら収集がつかなくなったので(笑)、別の機会に記します。

とにかく。
今回は、ぼっちゃんに「ダメなことはダメ!」と、伝えてみようと決心。
とはいえ。
突然だと戸惑うかなぁ・・・ちょっと弱気。 ←ナメられる原因(苦笑)

いざ、強風吹き荒れる放牧地へ向かいます。

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とろ~んとした顔!この風ン中、寝られるのか!すごいなオマエ・・・
この顔見ちゃうとねぇ・・・

ニンゲンに逆らっているわけじゃないし、暴れて困らせるわけでもないし
手入れだって、脚にお湯をかけても全身ブラッシングしても
噛みついてくることもなく大人しくしてるし・・・

あぁ・・・スティーブン先生、ごめんなさい。
キャプテンベガの立ち位置は、これから躾をしてどうこう、という存在とは違うようです。

この子は、もう人を乗せることもなく、広い放牧地で自由気ままに過ごす馬です。
人懐っこい元競走馬で、厩舎に帰る途中で立ち止まることもありますが
その表情はとてもあどけなく、遊んで欲しそうな顔をしています。

牧場さんを訪れたお客さまから、ニンジンをもらい、顔をなでられ、かわいがっていただく・・・
のんびり過ごす姿を見ていただくことが、この子の一生の仕事なのです。

私の様子がいつもと違うと察したのか、ふんふんと鼻面を近づける挨拶をしませんでした。
互いによそよそしいような、そんな感じになってしまいました。
おかげで、馬って賢いな、すごいなって、心底思い知りました。
こちらの感情なんて、全部お見通し。そのことが実感できて、よかった。

先生がおっしゃってくださった
『乗馬でなければ、無理しなくてもいい』という一言、救いになりました。
私とキャプテンベガとの関係におけるナチュラル・ホースマンシップは
乗馬になろうとする馬とのそれとは、形が違うようです。

でも、諦めたわけではありません。

乗用馬になるべく生を受けた馬と、この方法で信頼関係を築きたい。
そして、誰が乗っても安心してもらえて、馬の賢さを肌で知ってもらえて
馬っていいなぁって思ってくださる人が増えて欲しい・・・

ん!?私の夢って・・・
言葉にするのが怖いくらい、壮大だったんだ。
描いたら実現させないではいられない性格だから、怖くて仕舞っておいたんだ。
なのに・・・パンドラの箱は開いちゃった!今すぐ、というわけではないけれど・・・

ま、とにかく。
キャプテンベガに対しては、ナチュラル・ホースマンシップの手法で
一から接しなおす、ということは・・・時々「ダメ!」を伝えることはあるでしょうが
こちらが構えて、無理に接し方を変えることはしないこととしました。

ただ、壮大な夢のために、機会を作って教えを乞いに伺うつもりです。
スティーブン先生、奥さま、今後ともよろしくお願いいたします!
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はじめてのナチュラル・ホースマンシップ [乗馬&ナチュラル・ホースマンシップ]

★私にとって夢の国、でした★

Steven's Stableさん・・・
ここが本当に札幌?というような、静かで温かな時間が流れていました。

初めてお会いしたにも関わらず(そういう気がしなくて・・・汗)
ぺらっぺらと話しまくってしまった私を、ご夫妻で優しく受け止めてくださいました。
本当にありがとうございました!

さて。まずは座学。深い深い学びの世界の、ほんの一部に触れさせていただいて
(こりゃーまた教わりに来ないと!だな・・・笑)
その後、実際の動きを見学させていただきました。

ムチもハミも使わないで、合図だけで動き出すアーチャーくん。
スティーブン先生のことを、きちんと意識しています。
驚きで言葉が出てこない!恥ずかしながら、知らぬうちに鼻水は出てきていましたが・・・

「ムチは、人間の手なんだよ」
ビシバシ打ち付けて、痛めつけるものではないから
目の前や身体の周りでヒュンヒュン回しても、ムチで全身サワサワしても
アーチャーくんはビクッと身体を震わせないし、微動だにしないのです。

内心、私はハラハラ・・・急に動かないのかな、と。
キャプテンベガだったら、絶対私を蹴り飛ばしてるだろうな・・・

スティーブン先生の後を、とことこついて歩くアーチャーくん。
キャプテンベガだったら、急に走り出したり、乗りかかってくるかもしれない・・・

これは、キャプテンベガを信頼していないワケではなく
馬の習性としてどうなの?という素朴な疑問から出てくる思いでした。
だって・・・サラブレッドって気がちっちゃくて、ちょっとの物音でビクッとして
急に“わ~い!”って走り出しちゃったりするイキモノなんじゃないの???

『アーチャーくんは、指示に従うことで安心しているのですか?』
『安心しているから、急な動きをしないのですか?』

答えは、そういうことなのだそうです。
馬は、群れの中で、きちんと順位をつけている非常に賢い動物だから
人間の迷いなんかはすぐに見破るのだと。毅然とした態度に、彼らは安心するのだと。

そうか・・・そうなんだ・・・でも、私に出来るかなぁ・・・
最初から教えるのではないし。毎日一緒じゃないし。
何より、キャプテンベガは乗馬ではないし・・・

お二人は、私の迷いを察してくださったのでしょう。

特に、乗用馬として人と共に生きていくのだとしたら
このような信頼でもって結ばれた、ムチもハミも要らない関係を築き
馬が安心していられる環境を与えてあげたいものだけれど
そうでなければ無理をする必要はないと・・・そんなような事を仰ってくださいました。

他にも、乗馬クラブのことやクラブ馬のことなど、いろいろなことを話し
美味しいシフォンケーキと紅茶をご馳走になるうち
あっという間にお暇する時間がやってきてしまいました。

あぁ時間が足りない!!また伺います!!
必ず、またお邪魔しますね・・・


そして浦河へ向かうバスの中、あの人馬の関係性を見てしまった私は
自分と馬との関係をあれこれ考え込んでいました。
キャプテンベガと私・・・クラブ馬と私・・・私を乗せてくれる馬と、私・・・
う~~ まずは明日、やれることを試しにやってみよう!!

と決心して降り立った浦河は、猛烈な風がビョォォォ~~と吹き荒れているじゃないか!
何?明日の前途多難な感じを既に醸してるってこと??おいおい、大丈夫かぁ・・・
ということで、この話はもうちょっと続きます。

※ 具体的な指示の出し方など、教えていただいた内容をすべてここに記すのは ※
※ ちょっと違うと思いますので、ざっくりとした表現にとどめております。       ※
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馬に乗る・・・ということ その1 [乗馬&ナチュラル・ホースマンシップ]

★テイストの違うカテゴリー(しかも不定期連載)を追加しました★

以前、ちょろっと書いたことがありますが
自分、今年の9月から、9年ぶりに乗馬を再開しました。

せっかく午年なんだし、という単純な考えと
キャプテンベガや渡辺牧場の馬たちとの交流の中で
『やっぱり馬っていいわ~』という思いとが重なって
とにかく触れ合いたいと、通い始めたわけです。

2001年の正月に体験乗馬をし、鼻先のやわらかさに衝撃を受け、入会。
いや、ホント、馬は全般的に硬いイメージがあったので
もふもふもふっとやわらかい鼻先に触れた瞬間
『うお~~!!やわらか~~いっ!!!』
どハマリしてしまったのです。大きくて、瞳が優しくて、あまりにも愛らしい馬に。

それからしばらくの間、早く上手くなりたくて、結構な頻度で通い詰めました。
が、職場事情等々があり、ちょっと通えなくなり・・・
2年半開いて、再開するも、またしても異動等々によりぷっつりと・・・

2005年3月以来の超久々の再々開だった9月のレッスンは
不思議なくらい力が抜けていて、思いの外、乗れたことに驚きました。

そしてこの時、心境の変化を感じたのです。馬を信頼しきっていたなぁ・・・と。
『邪念』がよぎらなかったのです。

馬に嫌われたくないだとか、ちゃんと乗れるかな・・・とか
他の参加者の迷惑にならないように動いてもらわなきゃ、とか
そういう余計なことを全く考えていなくて
ただただ、きっちり『合図』を出して、バランスに気を付けただけでした。

必要な注意さえ払えば、信頼しきって頭の中を空っぽにして、馬に乗れるんだって・・・
こんな境地に至っている自分に驚きつつ・・・
本当に、キャプテンベガたちのおかげとしか言いようがありません。

もっと馬と上手にコミュニケーションを取りたい!信頼関係を築きたい!
そんな思いを抱く自分に「ナチュラル・ホースマンシップ」という言葉が飛び込んできたのが
レッスン再開の同じ9月、高橋康之調教師さんとお会いしてお話した時でした。

キャプテンベガや牧場のみんな、乗馬クラブの馬たちともっといい関係を・・・!!
そう考えたらもう居ても立ってもいられず、10月の訪問時に受講を!と思ったのですが
休日にあたってしまってダメでした。うぅ、早くその手法に触れたい・・・!!!

そんな私は、12月2日に受講する=北海道へ行くことを決めたのでした。
2日に「ナチュラル・ホースマンシップとは何ぞや」の入門編を受講したら
札幌からバスで浦河へ向かい、宿泊。
翌日、キャプテンベガに「こんなこと教わってきたよ~♪」と報告し、帰宅。
ちょうどAIR DOがディスカウントマイルキャンペーンをやっているおかげで
1660マイルしかないのに往復タダで行けるんです・・・あぁラッキ~!

ナイショで会いに行ったら驚くかなぁ・・・なんて目論んだのですが
それって牧場さんにとっては超スーパーウルトラ迷惑なんじゃ・・・?と思い直しまして
『12月3日の朝、伺いますね~』と、こんなところで訪問予告です。ははははは・・・

馬という “生き物” との交流は、何かを一度習ったからどうこう、という話ではないでしょう。
これからも先もずっと、学びの日々が続くのだと思います。
ということで、乗馬に関して思うところや、ナチュラル・ホースマンシップのことなど
このカテゴリーで触れていきたいと思いますので
「そういう考えもあるかも」と、“あくまでも参考まで” にお楽しみいただけたら、幸いです。

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もっともっと、ミユキさまたちに寄り添えるように・・・自分、ガンバリます!
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