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ナチュラル・ホースマンシップとキャプテンベガ [乗馬&ナチュラル・ホースマンシップ]

☆顔を見ると・・・☆

間が開いてしまいました。


レッスン終了後からキャプテンベガに会うまでの間
スティーブン先生ご夫妻との会話を何度も思い出していました。

ご自身の夢を話してくださった時、叶わなくてもいいのだとおっしゃったこと。
夢は、描かなければ形には出来ないから、それを描くことが大切で
形になるように進んでいく、その過程が意味あることなのだと・・・
これは、私にとってものすごく力になる言葉でした。

それと
「馬と築く関係は、決まりきったひとつの形に当てはまるものではない」ということ。
例えば私だったら『Yanchamp'sホースマンシップ』になるのだと・・・
基本がしっかりしていれば、人によって、馬によって、違いがあっていいのだと・・・
これも、肩ひじ張った気持ちがほぐれる言葉でした。

いろいろお話しするうち、胸の奥にあった想いがふつふつと湧き上がってきたのですが
そのことを書き始めたら収集がつかなくなったので(笑)、別の機会に記します。

とにかく。
今回は、ぼっちゃんに「ダメなことはダメ!」と、伝えてみようと決心。
とはいえ。
突然だと戸惑うかなぁ・・・ちょっと弱気。 ←ナメられる原因(苦笑)

いざ、強風吹き荒れる放牧地へ向かいます。

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とろ~んとした顔!この風ン中、寝られるのか!すごいなオマエ・・・
この顔見ちゃうとねぇ・・・

ニンゲンに逆らっているわけじゃないし、暴れて困らせるわけでもないし
手入れだって、脚にお湯をかけても全身ブラッシングしても
噛みついてくることもなく大人しくしてるし・・・

あぁ・・・スティーブン先生、ごめんなさい。
キャプテンベガの立ち位置は、これから躾をしてどうこう、という存在とは違うようです。

この子は、もう人を乗せることもなく、広い放牧地で自由気ままに過ごす馬です。
人懐っこい元競走馬で、厩舎に帰る途中で立ち止まることもありますが
その表情はとてもあどけなく、遊んで欲しそうな顔をしています。

牧場さんを訪れたお客さまから、ニンジンをもらい、顔をなでられ、かわいがっていただく・・・
のんびり過ごす姿を見ていただくことが、この子の一生の仕事なのです。

私の様子がいつもと違うと察したのか、ふんふんと鼻面を近づける挨拶をしませんでした。
互いによそよそしいような、そんな感じになってしまいました。
おかげで、馬って賢いな、すごいなって、心底思い知りました。
こちらの感情なんて、全部お見通し。そのことが実感できて、よかった。

先生がおっしゃってくださった
『乗馬でなければ、無理しなくてもいい』という一言、救いになりました。
私とキャプテンベガとの関係におけるナチュラル・ホースマンシップは
乗馬になろうとする馬とのそれとは、形が違うようです。

でも、諦めたわけではありません。

乗用馬になるべく生を受けた馬と、この方法で信頼関係を築きたい。
そして、誰が乗っても安心してもらえて、馬の賢さを肌で知ってもらえて
馬っていいなぁって思ってくださる人が増えて欲しい・・・

ん!?私の夢って・・・
言葉にするのが怖いくらい、壮大だったんだ。
描いたら実現させないではいられない性格だから、怖くて仕舞っておいたんだ。
なのに・・・パンドラの箱は開いちゃった!今すぐ、というわけではないけれど・・・

ま、とにかく。
キャプテンベガに対しては、ナチュラル・ホースマンシップの手法で
一から接しなおす、ということは・・・時々「ダメ!」を伝えることはあるでしょうが
こちらが構えて、無理に接し方を変えることはしないこととしました。

ただ、壮大な夢のために、機会を作って教えを乞いに伺うつもりです。
スティーブン先生、奥さま、今後ともよろしくお願いいたします!
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