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2015年の有馬記念 [競馬]

何もしないうちに、今年も残すところあと1日と数時間になってしまいました。

10月の牧場のお仲間たちのこと、載せきっていないのですが
順番は前後しちゃうのですが、有馬のことを・・・

ゴールドシップが、これほどまでに愛され馬だったとは。
「ゴールドシップだから、仕方ないよね」「ゴルシらしいよね」
何かやっちまっても、1番人気を裏切っても、許される(?)馬。
そんなゴールドシップ目当ての人が多かったのでしょうか、12月27日の中山競馬場は
(J〇Aの宣伝効果もあって・・・)めっちゃくちゃ混雑していました。

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パドックの動きが、本当にゆったりのんびりで。
よし!走るぞ!という気持ちは、どこかに置いてきた・・・そんな感じでした。

レース前、とある父子の会話が聞こえてきました。
父「おい、白い馬見えるか?どんな?」
子「歩いてるよ」
父「ちゃんと歩いてるか?」
子「うん。くるくる歩いてる。牛みたい」

お父さんに肩車された男の子のそのたとえ!まさに言い得て妙!

おそらく、白いから〝牛〟が思い浮かんだのでしょうけれども
正直な子どもの目に〝牛〟と映るほど、のんびりした輪乗りの様子だったのでしょう。
その日、そこに集まったオトナたちの中には
「今日のゴルシは牛だな・・・」と感じた人も多かったでしょうし
私も、パドックで思わず「牛・・・」と口走ってしまったクチです。

ゴルシ、最後まで笑わせてくれるなぁ・・・

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ゴール後は、お疲れ様、ありがとうの声援が飛び交っていました。
最初のパートナー内田騎手へも、ありがとうの言葉が・・・

引退式は・・・
レース前よりも気合いが入っていて、関係者コメントの最中にいなないて
集合写真では後ずさって列に入らず・・・の、彼らしいヤンチャさを見せていました。
でも・・・みんな「ゴルシ、わかってんだな」「やっぱ利口だよな」って
そのヤンチャさは照れ隠し、寂しさを隠してるんだって、直感していたようです。

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須貝調教師は、胸前でバツを作って撮影を諦めようとされたのですが
それを察したのか、ようやく列に加わりました。
本当に、わかっているかのようなタイミング・・・きっとわかっているのでしょうね。

強さだけでなく、その個性を愛された馬。
みんなに別れを惜しまれて、最後までらしさを忘れなかった馬。
でも、勝たなければスポットライトは浴びられないから・・・
成功し続けなければ、幸せは続かないから・・・

その他大勢の馬たちを思い、ゴールドシップの次の馬生が順調であるよう願い
年の瀬の中山競馬場を後にしました。
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