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ちょっと綴ってみる その2 [雑記&雑感]

なんだこりゃ・・・

箱の中に入っていた2冊の手帳。
仕事のメモがびっちり書いてあるものと、普段使いのもの。

あ、そうだ。とにかく細かく書いてありすぎるから
シュレッダーしなきゃと思ってたんだ。

2011年の手帳・・・3月11日には、東北関東大震災と書いていた・・・
見返してみると、いろんなことを思い出す。

「今、見ている世界が当たり前だと思うと、おかしくなる」
「あくまでも、大多数はそうした世界とは無縁なんだから」
そう言い聞かせていなきゃ、すべてが疑わしく見える状況・・・

こんな話がそこかしこにあるなんて、にわかに信じがたいかもしれないけれど。

例えば・・・
ご飯を食べさせてもらえなくて、親に隠れて食べたごみを隠そうとして見つかって
青痣が残るほど殴られた子ども。

年頃の娘の寝室に、親だからという理由で入り込む父親。
育児に疲れて、いつの間にか自分自身を見失い、命を絶った女性。
クスリや酒を止められない母親、暴力を振るわれても逃げられない母親・・・

児童虐待の現場では「どうしてそうなるの?」ということばかり。
ニュースで流れて「嘘でしょ?」と思うことが、本当に起こっている。
普通の感覚では、問答無用で糾弾したくなるだろう。理由なんて関係ない、と。
確かに、理由なんて関係なく、暴力は絶対に許されないこと。
でも・・・本当に複雑に物事が絡み合ってのどうしようもない結果がこれ・・・
どうしようもない現場がここなんだろう。

どうにか持ち直すことが出来たケースも、綱渡りで何とかなっていたケースも
どうにもならなかったケースも、すべて仲間と一緒に乗り越えてきたんだよな。
大変だからこそ、本当にやりがいがあった。

心が苦しくなることはもちろんあるのだけれど、自分だけが大変な訳じゃなくて、
みんなで一緒に苦しんで、最善の方法を考えて、気が気じゃない時があっても
それでも天職だと思った。一人じゃないからやってこられた。

だから資格を取って、自分がやっていることに信憑性を持たせたかった。
協力してやっていく関係者に、シロウトじゃありませんよと自信を持って言いたかった。

社会福祉士の国家試験受験資格を得るため専門学校に入学願書を出したのは
2011年の10月だった。それから4年経って・・・

福祉にどっぷり浸かるために転職したワケだけれど
今の仕事もやっぱり、周りとのチームワークがものすごく重要だと実感。
加えて、ここでは、支援する側の人間の多くが、頑張りすぎてしまう真面目な人ばかり。
追い込まれ、疲れ切ってしまっている。

「相談できる仲間がいなくて、事務所で一人仕事している時、泣いてしまった」
介護関連の仕事をしている女性にそう言われた時に
こりゃあどうにかしないといけないんじゃないの?と、心に火が付いた。

孤独に頑張っている人が多すぎるんだよな・・・
医療現場の相談員として働いたおかげで、自分がやりたいことの輪郭がはっきりした。
だから、あえて人にその『やりたいこと』を話すようにして。
言霊じゃないけれど、実現できるんじゃないかって気がするし・・・
誰かに宣言することで、自分を追い込めるし・・・

そんな今の自分が、5年前から変わってないなぁと思ったのがコレ。
プライベートの手帳の方には、夢というか目標を宣言していた。
宣言したがるタチだったんだな、昔から・・・(苦笑)

IMG_0001_NEW_01.JPG

叶うのが怖くて宣言出来ないっていうこともあるよなぁ・・・なんてことを考えつつ
せめてこのくらいは叶えたいと記したこと。
本気で叶えたいのなら中途半端な気持ちじゃダメだと、今は思う。
今だから思える・・・が正解かな。

2冊とも細かい紙片にしてしまったけれど
今の自分が4年前の自分を、頑張ってたなって言ってやれる自分でよかった。
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コメント 4

N・Takaya

人生色々・・・・と言ってしまえばそれまでですが。。。。
私もこの年まで生きていると色んな経験、色んな変化がありました。

世間で言う「DV」ってヤツも経験したし息子に対する「虐待」的な事も経験しました。

でも、どれもこれも自分が選んだ道です。(息子には申し訳ない事が多々ありますが。。。)

そんな私をずっと見ていて想ってくれてたのが亡くなった夫。。。

「俺はノンコが笑っている顔を見てるだけで幸せだから^^」と大きな心で私を迎えてくれました。
まるで「仏様」のような・・・・だからこんなに早くあちらの世界に呼ばれたのかな(^^;

夫に教えて貰った事、言葉ででは無いけれど一つ一つ思い出し「自分の夢」に向かって進んでる・・・・・はずですww

言葉に出して宣言すること!大切だとつくづく思います。

今まで生きてきた時間よりこれからの時間の方が遥かに短い。
「反省はしても後悔はするな」夫の言葉をもう一度噛み締める私です。


by N・Takaya (2015-06-26 12:07) 

やんちゃんぷ

N.Takayaさま

いつも私たちの前では笑顔を絶やさずいらっしゃる理由が
よくわかりました。

あのダンディでお茶目な旦那様のことを想えばこそ・・・
なのですね。

いろいろな経験は、人を強くもし、優しくもすると思っています。
弱くて情けない自分を発見する事もあると思うのです

同じ経験をしても、同じ育ち方はしないけれども・・・
互いの心の機微を理解し合える人間同士というのは
なぜかちゃんとそばにいてくれるものだとも、確信しています。

私、ノンコさんの夢が叶うように
キャプテンベガと一緒に応援していますから!!
by やんちゃんぷ (2015-06-26 20:01) 

くまにゃん

職種は違えど
なんかわかる、その気持ち
なんやろう
よくわからんけど
野生のひげが
なんかわかる
と、いうてます。
by くまにゃん (2015-06-28 10:45) 

やんちゃんぷ

野生のひげが・・・

本能的に、なんかわかってくださって
おおきに、ありがとうございます。

置かれている場が違っても
何か通じる人もいれば
同じ場面を見ていても
何故にその選択を・・・!?という人もいて。

しかし。わかってくれる人がどこかにいると思うと
単細胞なしもべは頑張れてしまうのです(笑)。
by やんちゃんぷ (2015-06-28 21:30) 

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